第5回 気象観測[明治初期から太平洋戦争終結まで]
2021年7月30日
慶応4(1868)年明治政府が誕生した後も社会の混乱は暫く続いた。その中で明治5(1872)年8月、日本最初の気象観測所が函館に開所した。3年後の明治8(1875)年6月1日には東京気象台が設立、観測だけでなく気象業務 ...
第4回 気象観測[世界の気象観測の歴史的概要]
2021年4月30日
気象は社会活動の中で身近な自然現象であり、気象現象を扱う気象学の歴史は紀元前まで遡る。気象現象を社会活動に役立たせるために、当初はヒトの五感に頼り情報を得ていたが、15世紀頃から理論や技術の発達に伴い、その理論を証明す ...
第3回 17世紀以降の気象観測
2021年1月29日
鎖国時代、唯一オランダは幕府とキリスト教布教活動をしないと約束し、中国と共に長崎港の出島で交易を行うことが許された。さらに、対馬は朝鮮と、薩摩は琉球(当時は独立国)そして松前はアイヌとそれぞれ交易をしていた。これらの交 ...
第2回 明治以前の気象観測
2020年10月29日
古くから人類が生活を営む上で、大気中の変化は時には甚大な被害をこうむり、技術が乏しい時代であったにしても、空模様から天候を予測する技術を経験的に身につけてきた。これらは日本ばかりでなく、世界各地で社会活動に利用されてき ...