当協会は『気象』『環境』『防災』をキーワードに活動を行うNPO法人です
気象よもやま話
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第12回 上層風観測と民間気象業者

 上層気象観測は観測要素と観測対象高度等の目的によって使用する観測器材を選択することになる。気象学の発達に伴い上層気象観測が不可欠であったが、観測手段の乏しい時代では地形を利用して山肌や富士山頂や筑波山頂等の山岳の気象観 ...

第11回 気象観測の変遷

 戦後の復興も進み社会が落ち着きを取り戻しつつある中、それ迄停滞していた様々な気象観測技術の開発が始まった。1950 年以降、⺠間気象事業者も起業したものの、多くはメディア関係の気象情報解説が主で、調査業務となれば観測デ ...

第10回 民間の気象調査黎明期

 気象調査は気象情報に比べて法的に自由度はあるものの、終戦直後の日本社会は日常生活にすら困窮する時代であり、⺠間組織で必要に迫られ独自に気象調査等を行った事例はあるが、それらを公表する迄には至らなかった。気象調査を手掛け ...

第9回 気象情報と気象事業者

 昭和 20(1945)年 8 月 14 日ポツダム宣言受諾、9 月 2 日に東京湾上の米国戦艦ミズーリ艦上で、連合軍と日本の間で降伏調印が行われ、GHQ の占領下で統治が始まった。国土復興の中、昭和 22(1947)年 ...

第8回 作られた神風

 「神風」とは「神の力によって吹く強風」とされているが、自然界で人の行動に都合良く強風が吹くことはあり得ず、元々は日本特有の宗教用語であり一つの心の拠り所と考えるのが妥当であろう。「神風」の読み方も音読み・訓読みと分野に ...

第7回 気象神社

 神国と云われる日本の気象に関わる神様は八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)と伝えられ、気象神社の御祭神である。近年、気象関係者は気象に関わる神社は気象神社と答えるもののその歴史等を知る人は少ない。  気象神社の歴史 ...

第6回 気象観測[戦後の台風観測]

 昭和 20(1945)年8月 14 日ポツダム宣言を受諾、翌 15 日玉音放送、そして 9 月 2 日東京湾内のアメリカ海軍戦艦ミズーリ艦上で戦争終結の調印が行われ、太平洋戦争が終結した。戦前、国⺠の財産生命に関わる気 ...

第5回 気象観測[明治初期から太平洋戦争終結まで]

 慶応4(1868)年明治政府が誕生した後も社会の混乱は暫く続いた。その中で明治5(1872)年8月、日本最初の気象観測所が函館に開所した。3年後の明治8(1875)年6月1日には東京気象台が設立、観測だけでなく気象業務 ...

第4回 気象観測[世界の気象観測の歴史的概要]

 気象は社会活動の中で身近な自然現象であり、気象現象を扱う気象学の歴史は紀元前まで遡る。気象現象を社会活動に役立たせるために、当初はヒトの五感に頼り情報を得ていたが、15世紀頃から理論や技術の発達に伴い、その理論を証明す ...

第3回 17世紀以降の気象観測

 鎖国時代、唯一オランダは幕府とキリスト教布教活動をしないと約束し、中国と共に長崎港の出島で交易を行うことが許された。さらに、対馬は朝鮮と、薩摩は琉球(当時は独立国)そして松前はアイヌとそれぞれ交易をしていた。これらの交 ...

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