当協会は『気象』『環境』『防災』をキーワードに活動を行うNPO法人です

ひまわり画像


ひまわりの画像

 説 明
現在運用されている「ひまわり衛星」には16種類のセンサーが搭載されています。
それら個々の特性の違いを利用して、また複数のセンサーを組み合わせることで、地表や大気の現象を解析したり把握することができます。このページではそのうち代表的な4種類を採りあげ、10分毎に更新される最新の観測画像として紹介しています。
下の各画像をクリックすると、それぞれの拡大イメージが表示されます。なお画面上の時刻表示はUTCです。

赤外画像 <説明>


近赤外画像 <説明>


可視画像 <説明>


水蒸気画像 <説明>


 【解説】ひまわりによる雲画像の見方

可視画像
ひまわり衛星には3種類の可視光センサーが搭載されており、それらは3原色に対応しています。
可視画像は、太陽光が地表や海面、雲などに当たって反射する明るさを示しています。
ここで紹介しているものは、3原色のうち解像度と感度が最も高い赤色の波長に対応する画像です。
この画像では、雲の有無やその厚みを容易に識別することができます。ただし太陽光のない夜間は画像が暗黒となります。
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赤外画像
ひまわり衛星には波長の異なる10種類の赤外センサーが搭載されています。
赤外センサーでは地表や海面、雲などから放射されるエネルギーの強さ、すなわち温度を計測しています。このページでは、一般的に雲画像としてよく利用されるチャンネルを表示しています。
赤外画像では地表や海面、雲などの温度がわかり、たとえば雲の温度からその高さを推定することができます。赤外画像は日射の有無にかかわらず24時間利用できます。
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水蒸気画像
ひまわり衛星には3種類の水蒸気バンドのセンサーが搭載されています。
水蒸気チャンネルも赤外バンドの中に含まれ、放射温度を測定するものですが、大気中の水蒸気に対して高い感度が得られます。それによって雲になっていない大気中の水分を検出することができます。
この水蒸気バンドでは中層から高層の高湿域や乾燥域の状態を見ることができ、そこからジェット気流などを把握することができます。
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近赤外画像
ひまわり衛星には3種類の近赤外センサーが搭載されています。
近赤外バンドも可視バンドと同じく太陽光の反射レベルを観測するものです。
ただし検出波長が可視光と赤外線の中間の近赤外域で、それによって地表や雲の状態、とくに低層の雲や霧、氷晶の有無などを判別することができます。
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以上のように、このページでは代表的な4種類の画像を紹介していますが、種類の異なる複数バンドの画像の差分を見たり、2種類以上のチャネル画像の画素同士を演算することで、さまざまな現象の抽出や特色付けが可能になります。それらの結果は気象予報の精度向上に役立ちます。
京都分室ではそうした研究開発にも取り組んでいこうとしています。
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参照:気象庁の関連ホームページ

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